駅のロータリーには無数の鯉のぼりが飾られていて、
今日はとても天気が良かったからタイルの地面にはその影がくっきりと映されている。
風は若干強くて鯉のぼりの身体をあちらこちらと揺らす。
そして私の髪も同じようにあちらこちらと流れていく。
風は同じ方向から流れているから同じ動きになるのは不思議ではないのに
私にはそれが楽しく思えた。
当たり前のことだけど、
それが面白いと感じられた自分の気持ちを大事にしたいと思うし、
こういうのが詩になるんだろうなと思った。
それと同時に私に俳句の才能がないことを悟った
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